東京都・六本木のスペイン大使館は、グラフィック・プロダクトデザイナー、ハビエル・マリスカルの作品展「マリスカルの世界展 JAVIER MARISCAL WORLD 2015」を開催している。会期は8月8日まで(日曜休館)。開館時間は10:00~17:30(金曜は15:30まで、土曜は14:00まで)。入場無料。
同展は、40年以上のキャリアをもち、グラフィックデザインのみならず、建築物内装、家具、出版物、アニメ制作など幅広い分野で活躍するハビエル・マリスカル(Javier Mariscal)の作品を展示するもの。マリスカル氏を一躍有名にした1992年バルセロナオリンピックマスコット「コビー」や、1980年以降の年代別作品紹介から映画「チコ&リタ」まで代表作品約70点の他、2014年、2015年の日本国内企画として、KIRIN「世界のKitchenから」シリーズイラストや、「Hello Kitty Mariscal」等、日本でのグラフィックやプロダクトも紹介される。会場では、同展のために来日したマリスカル氏の本人直筆メッセージも展示されている。また、来場者には、同展のためにマリスカル氏が描きおろしたグラフィック作品のポストカードがプレゼントされるということだ(数量限定)。
同展のオープニングレセプションで、マリスカル氏は次のように語った。「初めて来日した時から大好きな国で、日本はインスピレーションの源であり、エネルギーのもととなるもの。すべての国がなるべき手本と思っている。また、自然をどれだけ大切にしているか。大都市にあってこれだけ心が安らぐところはない。そして伝統と先端技術をうまく組み合わせる技術を持っている。日本に感謝します。」