「PLEN. D」というロボットをご存知だろうか? 「Plen. D」は大阪市に拠点を置くプレンプロジェクトが開発したロボットで、DMM.com(DMM)のロボットキャリア事業を通じて今年の春から販売が開始されている。

同ロボットは運動性能に優れていることが特徴で、iPhoneアプリから簡単操作で歩行だけでなく、サッカーやローラースケートをさせることができる。しかし、「PLEN. D」にはもう1つ大きな特徴がある。それは「自分で組み立てる」こと。

DMMでは「PLEN. D」のほかに、富士ソフトの「Palmi」、ユカイ光学「BOCCO」、ロボットゆうえんちの「プリメイド AI」、「Robi 組み立て代行バージョン」を取り扱っているが、ユーザー自身が組み立てるのは「PLEN. D」だけ。

「これはぜひ組み立ててみたい!」と思い、DMMに打診してみたところ、ありがたいことに1体お借りすることができたので、本稿では「PLEN. D」を組み立てる模様をご紹介する。

ちなみに、「組み立ててみたい!」と思ったものの、筆者にロボットを組み立てた経験はない。もっと言えば、子供の頃からプラモデルもロクに作ったことが無く、大人になってからも家具やテレビの組み立てを嫁に任せる始末だ。DMMは「大体2時間くらいでできますよ。」と言っていたが果たして…

「PLEN. D」が到着!

DMMに打診してからおよそ2週間後に届いたのがこちら。

この箱に写っているのが今回組み立てる「PLEN. D」だ。キットにはロボットの部品のほか、「PLEN. D」に持たせたりすることができる組み立てサイコロ、おもちゃのボール、ドライバー、説明書などが入ったUSBが付随してくる。各部品には番号が振られていて、説明書を見ながら各工程に必要な部品をピックアップしながら組み立てていくことになる。

中身はこのような感じ。

説明書などが入ったUSB。本体の説明書のほかに、ローラースケートの組み立てマニュアル、操作マニュアル、サイコロのペーパークラフトのデータが入っている。

マニュアルでは工程ごとに必要な部品と組み立て方が写真付きで示される。