アクティブコアは5月11日、クラウド上でビッグデータ分析を活かした事業支援を行うコアエンジン「activecore marketing cloud(アクティブコア マーケティングクラウド)」に、見込み顧客の絞込みに必要なデータ分析機能を強化し、的確なスコアリングによりBtoB向け営業支援を行える機能を搭載した製品を発表した。提供開始は6月10日、価格は初期費用が50万円から、月額費用が25万円から(いずれも税別)。

新製品は、統合したデータを顧客単位で紐付けながらデータ分析を行えるよう、見込み顧客の絞り込みに必要なデータ分析機能(スコアリング)を強化。データ分析に関する専門知識が無くても、同一画面でスムーズに分析とアクションを行える機能の実装(特許番号 5669330号)により、マーケティング担当者だけで個々の顧客に対する相関分析を行いながら、的確なスコアリングにより抽出したデータを基に、レコメンドやターゲティングといった一連の作業が可能という。

Web行動履歴及び企業内データでスコアリングし、データを別々のプラットフォームから集める必要が無いため分析時間を短縮としている。また、特別な統計解析やマイニング・ツールが必要無く、コストと手間を削減可能だという。これらにより、BtoB向けの営業支援を強力に推進できるようになったとしている。

従来のスコアリングとの精度の比較

同製品と既存製品とを比較すると、既存製品では顧客軸で統合していない個々のデータで分析し、別々のツールまたはシステムを連動させてアクションする必要があったが、同製品では統合したデータから顧客スコアリングをしてアクションできるという。

activecore marketing cloudでの作業プロセス

見込み顧客のスコアリングとアクションでは、成約につながったWeb行動データと営業データによるスコアリング対象項目の決定、見込み顧客をスコア化してマイニング(データ分析)した結果からスコアリング、アンケート/ダウンロード/デモ視聴から見込み顧客を識別してモニタリング・アクションにつなげるといった行動が可能になるとしている。

見込み顧客につながる項目分析の例

リード抽出してスコアリングする例

見込み顧客に対するアクションの例