ヴォーカーズは4月14日、同社が運営している就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」に寄せられたクチコミのうち、新卒入社で3年以内に退職した平成生まれの若手社会人による企業評価レポートに基づく「退職理由ランキング」を発表した。
同社は、就職活動を迎えている学生にとって気をつけるべき学びのポイントを紹介するため、若手社会人たちが入社数年で会社を辞めていく理由を分析したとしている。
退職理由で最も多かったのは、「キャリア成長が望めない」で、25.5%と全体のおよそ4分の1を占めた。Vorkersに寄せられたクチコミを見ると、「現状の会社でのキャリアに対する不安」と、「より具体的なキャリア成長」といった、退職につながる2つの方向性が明らかになったという。
第2位の理由は「残業・拘束時間の長さ」だが、24.4%とトップの「キャリア成長が望めない」とほぼ肩を並べる回答率だった。Vorkersに寄せられたクチコミからは、業界問わず残業時間の多さに悩む若手社会人が多いことがわかったという。
あわせて、「生命保険・損害保険」「証券会社・投資ファンド・投資関連」「小売り」「不動産関連・住宅」「教育・研修サービス」「官公庁・独立行政法人」「フードサービス・飲食」「旅行・ホテル・旅館・レジャー」「放送・出版・新聞・映像・音響」という9業界に分けて、退職理由のトップ5を発表している。
小売り、不動産、教育、飲食、メディアの5業界における退職理由の1位が「残業・拘束時間の長さ」がとなっており、「残業・拘束時間の長さ」が退職理由の要因になっている業界が多いことが明らかになった。