PTCジャパンは3月23日、重要な計算や設計意図を分析、計算、ドキュメント化し、共有するための技術計算ソフトウェアソリューション「PTC Mathcad Prime」の最新版となる「PTC Mathcad Prime 3.1」をリリースしたと発表した。

同バージョンでは、技術計算と「PTC Creo 3.0」および他社製ツールを含むアプリケーションやプロセスとの連携をさらに拡張。PTC Mathcad Prime 3.1のワークシートを部品またはアセンブリ単位で直接CADモデルに埋め込むことが可能になったことから、モデルとともに自動的に維持される設計意図の記録が改善され、計算結果を用いてPTC Creoのジオメトリモデルを駆動し、PTC CreoのパラメータをPTC Mathcadの計算入力値として利用することができるようになった。

また、解析対象データはシステム上の上限であった2GBではなく、すべての物理メモリを活用することが可能になったほか、メカトロニクス、エレクトロニクス、土木・構造物、化学、応用数学、教育分野などを対象とした700を超えるテンプレートも用意されている。

さらに、Prode(物性)、CoolProp(流体特性)との連携、HDF5ファイルの読み書き、ODBC対応データベースへの読み書き、マトリクスをC++コードにエクスポートといったほかのツールとの連携も可能となっている。

PTC Mathcadの入力画面

リレーション入出力のイメージ