凸版印刷は3月20日、QRコードを活用し商品パッケージや印刷物の付加価値を上げる多言語対応サービスを4月1日に開始すると発表した。

同サービスは、商品概要などを最大15言語に変換して表示できる専用のQRコードを商品パッケージや印刷物に印字することで、訪日外国人へ向けた言語サービスと商品訴求における多言語制作を実現するもの。

サービス利用イメージ

同社は、サービスの開始にあたり、PIJINと業務提携し、PIJINの多言語ソリューション「QRTranslator(キューアール・トランスレーター)」を使用した商品パッケージや印刷物の日本国内での代理店契約を締結した。

「QRTranslator」は、スマートフォンでパッケージなどに印字されたQRコードを読み取った際、表示される商品情報ページをスマートフォンに設定された言語で翻訳して表示させるもので、コード発行までのプロセスが1分で完了し、看板や印刷物に貼付してすぐに使用でき、QRコードはそのままで、翻訳文を編集することも可能となる。

利用者は、事前にアプリのインストールや特別な設定をせずとも、日常的にスマートフォンで使用している言語で情報を閲覧することができる。

価格は、機械の自動翻訳によるQRコード制作料が1万円/年。人力翻訳の場合は別途見積が必要となる。