Dropboxは、ビジネス向けDropboxの管理をシンプルにする管理機能のひとつとして、「グループ機能」をビジネス向けDropboxの全ユーザーに提供を開始した。

Dropbox内にチームを作成してメンバーリストを管理し、グループのメンバーに対して特定フォルダへのアクセス権限を簡単に与えることが可能となった。さらに、チームの管理者はグループとActive Directory(AD)データを同期できる。

「グループ機能」画面

グループ機能は、企業のユーザーから特に要望の多かった機能のひとつで、2014年11月にリリースされた先行アクセスプログラムを通じ、同機能を利用中の企業は1万2000社を超える。

また、今回のリリースの一環として、新たに「グループAPI」も提供。このデベロッパーツールを利用すると、ビジネス向けDropboxのグループを既存のITシステムと統合も可能となる。

さらに、IT管理者はActive DirectoryソリューションやLDAP ソリューションをビジネス向けDropboxと直接統合し、Dropbox内のグループとADおよびLDAPのユーザーデータを同期することが可能となる。同社は、今後数カ月の間に、グループAPIに基づくターンキー方式のAD同期機能をリリースする予定だ。