KDDIは2月27日、グローバル・ブレインが運営するコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じて、Firefox OSを搭載したデバイスを開発する「Monohm(モノーム)」 へ出資したと発表した。
Monohmは、Mozilla Foundation(米国)からのサポートを受け、Firefox OSが持つフットプリント(メモリー使用量)の少なさや、省電力設計などの特長を活かしたIoTデバイスを開発する。
Firefox OSを搭載したデバイスの第1弾として、多目的デバイスの「Runcible(ルンシブル)」の試作品を2015年3月2日からスペインのバルセロナで開催されるMobile World Congress 2015において、Mozillaブース内で発表する予定だ。
KDDIは、Firefox OSベースで、アプリケーションを追加することなく、さまざまなモノがWebを介して繋がる世界観「WoT(Web of Things)」を実現しようとするMonohmに賛同し、さまざまなコラボレーションを行うとしている。まずは「Runcible」の日本語化や同社の日本における活動をサポートすることなどを検討している。