Microsoftは1月22日(米国時間)、2015年の後半に出荷が予定されているWindows10向けのOfficeとして「Office for Windows10とOffice 2016」の提供を発表した。
Windows 10向けOfficeは、スマートフォンやタブレットのような画面の小さいデバイスでもMicrosoft Surface Hubのような大画面のオールインワンでも高いパフォーマンスを発揮する、タッチ操作に最適化された Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlookを提供。
これらのOfficeアプリはWindows 10向けにゼロから設計されたものだが、使い慣れた従来のOfficeとまったく同じよう利用できる。新しいOfficeアプリは、Windows 10が搭載されたスマートフォンやタブレットに無料でプレインストールされ、他のデバイスを利用の場合、Windowsストアからダウンロードできる。
また、Officeチームでは、これと並行して、Office 2016(仮称)と呼ばれるOfficeデスクトップ スイートの次期バージョンの開発にも精力的に取り組んでいる。これは、包括的なOfficeエクスペリエンスを提供するスイートであり、キーボードとマウスを使用するPC向けに最適化される。Office 2016は2015年下半期に一般提供が開始される予定だ。
Windows10向けWordでは、美しい見た目のWordドキュメントを作成、編集できる。校閲し、マークアップを挿入したドキュメントを他のユーザーと共有し、リアルタイムで共同作業を行うことも可能。閲覧モードでは、新しいBingベースのInsights機能を使用して、ドキュメントを表示している画面上に画像、関連する Webページ、辞書の定義などといったオンラインリソースを確認できる。
Windows10向けExcelでは、スプレッドシートを作成、更新できるのはもちろん、グラフを使用してデータを分析し、視覚化することにより、新しい洞察が得られる。タッチファーストの新しいコントロールが導入されており、キーボードやマウスを使わなくても、複数のセルの選択、円グラフの書式設定、ワークブックの管理をスムーズに行うことができる。