NECは1月26日、高性能ワークステーションSEGUENTE「Express5800/50シリーズ」から、体積を従来比で25%削減し、高速・大容量メモリと最新プロセッサを搭載した2CPUモデルの「Express5800/56Xg」、および1CPUモデルの「Express5800/56Xg-E」を発表した。
同製品は、インテルの最新CPU「インテルXeon E5-2600v3」ファミリを搭載。また、メモリは16スロットで、最大2TBまで搭載が可能なのに加え、画像処理に必要な膨大な計算処理を行うグラフィックスアクセラレータやGPUを複数枚搭載できる。これらにより、CPUのみでは難しい大容量データの高速処理が必要な科学技術計算・解析用途や、4Kモニタ出力や医療分野における画像処理用途、製造業のCAD/CAM、建設業のBIM使用時などでも負荷を感じさせない業務環境を実現できる。
また、効率的な排熱構造の採用により、動作時の環境温度を40℃に対応させるとともに、体積を従来比25%削減している。さらに、ラックコンバージョンキットの利用により、EIA規格に準拠した19型ラックにサーバなどとまとめて搭載可能で、オフィスにおける個人デスクスペースを有効活用できる。そして、防塵フィルタを利用することで、埃に強い耐環境性を実現し、製造現場や研究現場など過酷な環境においても運用が可能となっている。
なお、2CPUモデルの「Express5800/56Xg」の価格は71万8000円(税抜き)からで、1月29日より発売する。1CPUモデルの「Express5800/56Xg-E」は47万8000円(税抜き)からで、2月27日より発売する。