ウイングアーク1stは12月4日、クラウド型BIダッシュボードサービス「MotionBoard Cloud」において、クラウドサービスとオンプレミス型システムの連携(ネットワーク接続)をセキュアかつ効率的に行える「MotionBoard Bridge Service」などの強化を図ったと発表した。

「MotionBoard Cloud」はパブリッククラウドや企業のオンプレミス環境など、さまざまな環境にあるデータの可視化を実現するクラウドサービス。

「MotionBoard Cloud」の仕組み

「MotionBoard Bridge Service」は、MotionBoard CloudのProfessional Editionの機能として、データをクラウドに上げたり、専用線やVPNによるインフラを構築したりすることなく、社内で管理されている各種データを活用することを可能にする。

導入の手間を大幅に軽減している点も大きな特徴で、マウスだけで操作が可能なほか、データは多重のセキュリティによって保護され、"誰が、いつ、何に対して、どのような集計を行ったか"といった、トレーサビリティログも提供する。

オプションとして、住所情報から緯度経度情報への変換を高速に処理する「リアルタイムGEOコーディング」の提供も開始される。同サービスでは、10万件のデータを0.3秒程で処理できるほか、ユーザーは事前にデータ加工をする必要がなく、手持ちの住所情報を画面上で指定するだけで丁目番地レベルの可視化・活用が実現される。

クラウド環境としては、Salesforce.com、Amazon Web Services(AWS)に対応する。Salesforce.comと連携する場合は、「MotionBoard Cloud for Salesforce」のAWSにあるデータベース、DWHとの接続は「MotionBoard Cloud」のProfessional Editionの契約が必要。