気象庁は12月2日、、「東京」の観測地点を千代田区大手町から北の丸公園へ移転し、 9時40分から新たな地点において気温、相対湿度などの観測を開始したと発表した。
「東京」での気象観測は1875年に開始され、過去に3回移転している。観測地点の移転は、気象庁本庁舎の移転計画に伴う措置で、移転する観測要素は、気温、相対湿度、気圧、降水量、積雪の深さなど。
風(風向・風速)、日射量、日照時間は平成19年11月より北の丸公園で観測しており、また、大気現象などの目視観測は、引き続き気象庁本庁舎で行う。
移転による観測値の変化は、最高気温はほとんど変わらないが、 最低気温はこれまでより約1.4℃低くなるという。この変化傾向に基づき、日々の天気予報で利用される「東京」の平年値が更新される予定。