ムトーエンジニアリングは、パーソナル3Dプリンタ「MF-500」の販売を12月1日より開始すると発表した。

「MF-500」は、同社が製造販売している「MF シリーズ」の最小機種で、個人ユースに適したデスクサイズの製品。自社製ヘッドを採用したことにより、同社比で1.2倍の高速化と、吐出樹脂の太さが安定しバリや返しを出さない高精度を実現した。ヘッド専用冷却部品を組み込むことで、フィラメントを素早く溶かしながら造形の冷却にも効果を発揮する。

同製品は、3Dプリンタ初心者向けに開発されており、操作に必要なソフトウェアはホームページからダウンロードできる(日本語対応)。

最少ピッチ(積層幅)は0.05mm(一部例外あり)。本体のサイズは250(幅)×300(奥行)×350(高さ)mmで、重量は8kg。最大造形サイズは100(幅)×100(奥行)×100(高さ)mmとなっており、フィラメントはPLA樹脂の全9色が提供される。

市場想定価格は8万5000円前後(税抜)で、初年度で1000台の販売を想定しているという。

「MF-500」の外観(出荷時に変更される場合あり)