村田製作所と横河電機は10月22日、プラントで使用される無線フィールド機器に搭載する通信モジュールについて、横河電機の技術およびライセンスの供与により、村田製作所が開発を行っていくことで合意したと発表した。
無線フィールド機器は、測定したデータをフィールド無線規格に対応した信号に変換して送信する。このためには、測定データを規格で定められたプロトコルに変換する通信モジュールが必要となる。今回の提携では、横河電機がISA100 Wireless準拠の通信モジュールの技術およびライセンスを村田製作所に供与し、村田製作所が無線通信モジュールおよび無線通信モジュールのドライバソフトウェアを開発するという。
携帯電話やパソコンなど、さまざまな機器における無線通信モジュールで実績がある村田製作所と、ISA100 Wireless準拠の無線フィールド機器、システムで実績のある横河電機の技術を融合することにより、無線フィールド機器メーカー、センサメーカーに対してグローバルに提供できる新たな通信モジュールを早期に開発することを目指すとコメントしている。