NTTドコモは9月19日、東京都・千代田区と共同で次世代コミュニティサイクルシステムの実証実験「ちよくる」を10月1日より開始すると発表した。
次世代コミュニティサイクルシステムとは、従来サイクルポート側で必要としていた通信機能やGPS機能、遠隔制御機能などをすべて自転車に搭載したシステムのこと。これにより、サイクルポートのシステム搭載が不要になり、設置コストやスペースの削減を図れる。
実証実験は、ドコモが開発した次世代コミュニティサイクルシステムを搭載した電動アシスト自転車250台を用意。丸ビル、東京国際フォーラムなど千代田区内の26カ所にサイクルポートを設置する。さらに、回遊性の向上のため今年度中に30か所、300台以上に増やす方針だ。
利用には、ちよくるのWebページで必要事項を入力して会員登録し、会員ページからパスワードを取得する。後は自転車の操作パネルにパスワードを直接入力すれば解錠される。返却はサイクルポートに止めて鍵をかけ、操作パネルの「Enterボタンを押す。
オプションで認証カードを使った貸出サービスを用意する。認証カードを利用する場合は、操作パネルに専用ICカードをタッチするだけで解錠でき、パスワード入力の手間を省ける。
料金プランは複数あり、個人向けには「1回会員」「月額会員」「1日パス」の3種類を用意する。法人向けには「法人月額会員」「法人定額会員」の2種類を用意する。料金は、2015年3月31日までのキャンペーン価格が適用される。