ナレッジは、ヤマハ発動機、デンソーウェーブとの共同開発により、従来の直交3軸ロボットに手首機能を搭載し、6軸垂直多関節型ロボットと同等の6自由度を実現した産業用途向け直交多関節型ロボット「エリアキューブ」を発表した。
同製品は、6軸のロボットを簡単に動かしたいというユーザーの声を元に開発されたロボットである。直交3軸で位置を、手首3軸で姿勢を指定すれば、自由なアプローチを実現できるため、ロボット操作習得とティーチング工数を従来の垂直多関節ロボット比で1/2に削減できると予想しているという。さらに、垂直多関節型ロボットが球面状に動作範囲を有しているのに対し、動作範囲が立方体であるため、無駄なエリアが少なく、ロボットの占有面積を最小限に抑えることができ、面積生産性にも貢献することができる。
なお、10月1日より販売を開始し、11月1日より随時出荷を開始する。同社では初年度販売目標台数を100台としている。