インクリメントPは9月17日、自動車の自動運転技術の実用化と市場創出を目的に、新しく発足された市街地での公道実証実験を実施するワーキングループ「アーバンドライブワーキンググループ」に参加することを発表した。

自動運転技術は現在、各所で研究開発が行われているが、それを実現するために必要な要素の1つとして、デジタル地図データの活用が挙げられる。同社はこれまで、地図データの制作・提供を行ってきたノウハウを有しており自動運転システムに適した地図データフォーマットの研究開発を進め、実用化に貢献することを目的に、同ワーキンググループへの参加を決定したという。

なお、同ワーキンググループはアイサンテクノロジーと名古屋大学が中心となって立ち上げた、インターネットITS協議会(IIC)のワーキンググループで、主に自動運転システムのプラットフォーム技術、ならびに高精度地図技術やセンサ融合技術など、単独の企業では開発が困難な技術課題を設定し、愛知県を中心に自動運転技術の公道実証実験を展開していく予定としている。また、参加企業は同社のほか、アイサンテクノロジー、イーソル、、インテル、IIC、ZMP、測位衛星技術、北陽電機などが名を連ねている。