宇宙航空研究開発機構(JAXA)は9月1日、小惑星探査機「はやぶさ2」に記録・搭載する名前やメッセージを募集した「星の王子さまに会いにいきませんかミリオンキャンペーン2」の公募結果を発表した。

募集内容はターゲットマーカに名前を印刷したアルミシートを封入するタイプと、再突入カプセル内に名前やメッセージなどを搭載するタイプの2種類。ターゲットマーカは「はやぶさ2」が小惑星に設置する際の目印となるもので、小惑星に投下され、そこに留まる。再突入カプセルは小惑星の砂を持ち帰る役割を果たす装置で、ミッション終了予定の2020年に地球に帰還する。登録件数はそれぞれターゲットマーカが18万3174件、再突入カプセルが22万6800件となり、合計で40万9974件となった。

JAXAはこれまで「はやぶさ」「かぐや」「イカロス」「あかつき」などで同様のキャンペーンを実施しており、いずれも多数の応募があり人気を博している。

ミッション中の「はやぶさ2」のイメージ図 (C)JAXA/池下章裕氏