アイ・ピー・エス(以下、IPS)とインターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は8月25日、中堅・中小企業向け業務アプリケーション分野での事業拡大を目的に、クラウド上でのSAP ERPソリューションの提供で協業することを発表した。

本協業は、IIJとSAPジャパンが2014年1月に発表した協業の一環として、IIJがSAPソフトウェア製品を組み込んだクラウド環境および基盤ソリューションをSAPパートナー企業に提供し、パートナー企業と共同で、顧客へSAPクラウドソリューションの導入支援を行うもの。

IPSは、中堅・中小企業に対し、SAP専業パートナーとしてコンサルティングおよびライセンス販売を行っており、日本市場向けにSAP ERPを最適化したテンプレート「EasyOne runs on SAP ERP」を提供。

本協業において、IIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」の基盤上に「EasyOne runs on SAP ERP」を搭載したクラウド型ソリューションを開発し、顧客にワンストップで提供する。これにより、中堅・中小企業の顧客は、低価格かつ迅速にクラウド上でSAP業務アプリケーションを構築することが可能になる。

なお、本協業による導入事例の第一弾として、セメダインが導入を決定している。