三菱電機は、スマートハウス関連事業の製品・システム・サービス群のトータルブランドとして「ENEDIA」(エネディア:Energy-management Network Enhancing Demand-side Integration Activities)を新たに策定して8月19日から展開を開始すると発表した。
同社は今後、スマートハウス関連事業の提案強化と事業拡大を図り、「ENEDIA」をカタログ、ホームページなどの広告・宣伝・販促物や各種展示会等において順次使用することで、スマートハウス関連事業の認知度を向上させる。
同社は、2013年12月に「三菱HEMS」の発売と、これに接続可能な家電・住宅設備機器群の展開を開始し、スマートハウス関連事業に本格参入した。今後は、スマートハウス関連事業は、2016年以降の電力小売り自由化、および2020年の住宅分野における改正省エネ基準義務化とそれに伴うZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の標準仕様化を念頭に、HEMSの国内標準インタフェースであるECHONET Lite(エコーネットライト)対応機器の開発を推進し、国内住宅分野におけるエネルギーマネジメント(創エネ・蓄エネ・省エネの効率的な運用)の強化とライフマネジメント(住む人の快適性、安心・安全)の向上を目指していく。
「ENEDIA」の製品群としては、三菱HEMS、ルームエアコン、ハウジングエアコン、冷蔵庫、EV用パワーコンディショナ、エアフロー環気システム、ダクト用換気扇、カウンターアローファン、レンジフードファン、バス乾燥・暖房・換気システム、ロスナイセントラル換気システム、ヒートポンプ式冷温水システム、エコキュート、IHクッキングヒーター、液晶テレビがある。
本事業の推進にあたっては、核となる「三菱HEMS」を中心に、同社の強みであるエネルギー制御技術、換気空調技術等を活用したシステム提案を順次展開する計画で、ECHONET Liteを基盤とした新たなソリューションを可能とする製品・システム・サービス群のトータルブランド「ENEDIA」を定めることで、スマートハウス関連事業の認知度向上を図るとともに、顧客へのシステム提案を強化する。