Intelとマイケル・J・フォックス財団(MJFF)は8月13日(現地時間)、ウェアラブル端末を用いたパーキンソン病の研究を共同で行うと発表した。MJFFは、自らもパーキンソン病を患う俳優のマイケル・J・フォックス氏が2000年にパーキンソン病の治療を前進させるために設立した財団。

同研究では、パーキンソン病の患者にウェアラブル端末を装着してもらい、症状をモニタリングしてデータを収集し、Intelが新しく開発したビッグデータ解析プラットフォームで解析するというもの。IntelとMJFFは既にこの手法をテストし、その有用性とデータの精度について確認していたという。なお、このプラットフォームはクラウド上で構築され、パーキンソン病研究者らに公開される。

また、2014年には患者が服用した薬剤と自分の症状を報告できるモバイルアプリが配信される予定。研究者が薬の効果をウェアラブル端末によって収集されたデータと組み合わせて測定することができるようになるという。

ウェアラブル端末で収集されたデータはクラウド上のビッグデータ解析プラットフォームで解析される