マシンビジョンベンダの米Cognexの日本法人であるコグネックスは、画像処理システム「In-Sight Micro」シリーズの最高速モデルとして、「In-Sight Micro 1500」を発表した。

生産装置の高速化に伴い、それに対応できる高速画像処理システムの需要が高まっている。しかも、単なる処理の速さだけではなく、その検査結果を検査時間内で正確に出力する高速応答性が求められている。同製品は、毎秒200回の高性能画像取り込み機能と、パルス幅1ミリ秒の高速出力機能を搭載し、生産現場のニーズに応えることが可能だという。

「In-Sight Micro」シリーズは、30mm×30mm×60mmサイズの小さなカメラ筐体にプロセッサも内蔵したコンパクトな画像処理システム。ロボットハンドの先端や製造装置のわずかな隙間などあらゆる場所に取り付けることができ、食品、一般消費財、医療機器、電子部品、自動車など、さまざまな生産現場で利用されている。今回の「In-Sight Micro 1500は、特に高速応答性が要求されるパッケージング、テーピングマシン、コンベアトラッキングなどに最適であるとしている。

1秒間に200回の検査を行う画像処理システム「In-Sight Micro 1500」