SAPジャパンは7月28日、同日付で代表取締役社長に福田 譲氏が就任したと発表した。今後同氏は、SAPアジアパシフィックジャパン地域のプレジデントであるアデア・フォックス・マーティン氏との連携のもと、日本におけるSAPの事業戦略と活動を統括する。
本社となるSAP SEは、アジア太平洋地域で初となるデータセンターを東京と大阪に開設し、4月より稼働を開始するなど、日本を重要拠点と位置付け投資を強化している(参考記事)。SAPジャパンは今後、新しいリーダーのもとで、この「クラウドカンパニーへの変革に向けた流れ」をさらに加速したい考えだ。
今回新たに代表取締役社長に就任した福田氏は、1997年4月に入社し、プロセス製造業の大手顧客を担当。ERP(基幹業務統合システム)導入による業務改革(BPR)や経営改革、情報化などの提案活動に従事した。
2002年4月以降は、化学・石油業界の大手顧客や中堅・中小顧客、食品・消費財・医薬・小売の大手顧客を担当する営業部長を歴任した後、2007年に新規製品事業(Platform製品事業)を統括するバイスプレジデントに就任し、ミドルウェアやビジネスインテリジェンス(BI)、経営管理ソリューション(EPM)事業、SAPが買収したビジネスオブジェクツ日本法人の統合を指揮。2011年にはプロセス製造業を担当する営業本部長に就任し、2012年から2年間は、プロセス製造業や流通・サービス業、通信・メディア業、特定戦略顧客などの営業部門を統括。2014年1月からは、プロセス営業統括本部 統括本部長を務めた経歴をもつ。
福田氏は、「SAPの先進的なイノベーションとソリューションサービスは、日本企業が真のグローバル競争や市場の変質を勝ち抜くために大きく貢献できます。素晴らしいチームメンバーとともに、日本のお客様・パートナー様の成功に一丸となって取り組みます」と意気込みを語った。