米Sierra Nevada(シエラ・ネバダ:SNC)は7月23日(米国時間)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とSNCが進めている有人の再使用型往還機「Dream Chaser(ドリームチェイサー)」の開発で協力していくことで合意したと発表した。

今回の契約によりJAXAは、欧州宇宙機関(ESA)およびドイツ航空宇宙センター(DLR)を含むSNCの国際チームに参加し、JAXAが培ってきたノウハウを提供する一方で、SNCも日本の持つ打ち上げならびに地球帰還に向けたインフラの活用を期待したいとしている。

なお、現在、ドリームチェイサーは、国際宇宙ステーション(ISS)のような低軌道周回(LEO)向けに米国およびパートナー国家の宇宙飛行士や荷物を輸送し、その後、スペースシャトルのように地球に帰還することを目指して開発が進められており、初号機は2016年11月に打ち上げられる予定となっている。

NASAにおけるDream Chaserのテスト時の様子 (C)NASA/Ken Ulbrich