アドビ システムズは25日、Forrester Research社発行のレポート「The Forrester Wave:デジタルエクスペリエンス提供プラットフォーム、2014年第3四半期」にて、「Adobe Marketing Cloud」が「実力者」に選ばれたことを発表した。
同レポートには、アドビ以外にもForresterから参加の招待を受けたベンダー企業が名を連ねている。今回のレポートは、同社において初めて取り上げるトピックであり、デジタルエクスペリエンス提供プラットフォームの最重要ベンダー13社が、29項目の評価基準で評価された。アドビは、「現行の提供製品」の分野で首位となったほか、「戦略」の分野でも上位2社のベンダーに選ばれた。
また、同レポートの中で、「アドビはこれまで、Day SoftwareやOmnitureなどから獲得した資産を活用し、幅広い機能性を備えたプラットフォームを確立してきた。同社のデジタルエクスペリエンス提供機能は、Webコンテンツ管理(WCM)機能、デジタルアセット管理(DAM)機能、ターゲティング機能、ソーシャル機能で構成される。アドビは、こうした機能を、アナリティクス、デジタル広告最適化、キャンペーン管理などとともに、総合的な『マーケティングクラウド』として構成している」と評されているほか、「戦略の面でアドビは、各種ツールの連携による包括的ソリューションとしてのビジョンを掲げつつ、顧客プロファイルの一本化を目指すことで、差別化を図っている」とも言及されている。
なお、アドビ デジタルマーケティング部門マーケティング戦略担当バイスプレジデントのスレシュ ヴィタル氏は、「さまざまなチャネルやデバイスを横断した形で、パーソナライズされたデジタルエクスペリエンスを提供することは、企業やブランドにとって、かつてないほど重要な能力となっています。この点は、本トピックをテーマとしたForrester社初のレポートでも確認されています。今回のレポートでアドビが強力なポジションを獲得し、『パイオニア』と評されたことで、業界のリードとイノベーションの推進に向けた当社の取り組みが、明確に示されることとなりました」と述べている。なお、同レポート(英文)はアドビ システムズのWebページより無償でダウンロードすることができる。