Microchip Technologyは7月22日(米国時間)、MOSTテクノロジの習得から車載インフォテインメントシステムへの実装までの負担を軽減するMOST ToGoリファレンスデザインとして、MOST150 cPhy MOST ToGo評価用キット「B20001」と、MOST50 ePhy MOST ToGo評価用キット「B20004」の2種類を発表した。

MOST ToGoリファレンスデザインには、同社のノウハウが凝縮されており、MOST仕様書を一から学習しなくてもアプリケーションソフトウェアの開発に専念できる。どちらのリファレンスデザインも、MOSTネットワークに準拠した3つのハードウェアノードで構成されている。また、完全な図面、コード、ファンクションカタログが提供され、トレーニングと学習、試作から実装、テストまで、MOSTシステム設計の開発に必要なものが全て揃うという。これらのキットを足がかりに回路を構築すると、短時間でデモ機を作成できる他、開発およびテスト期間も短縮できる。

どちらのキットも、MOSTテクノロジのハードウェアリファレンスデザインにソフトウェアスタックを実装済みであり、MOSTコンプライアンステストに1回で合格することが可能である。これらのボードは、ドータカード用コネクタを装備しており、拡張カードを接続してオーディオ、ビデオ、無線など、数多くの機能を追加できる。

MOST150 cPhy MOST ToGo評価用キット「B20001」