近年広く使われるようになってきた無料通話・メールアプリ「LINE」。同アプリ内でのコミュニケーションに使われる「LINEスタンプ」を、個人のクリエイターなどが制作・販売できる「LINE Creators Market」が本格稼働した際にLINEが公式発表した数値では、人気を博した「LINE Creators Market」発のスタンプが平均470万円もの売り上げを記録したとのことで、クリエイターの新たな活路としても注目されています。
では、現在「有料スタンプ」を買って使っている人、クリエイターから見た場合に"潜在的な顧客"となる層はどれくらいいるのでしょうか。今回は、普段LINEを使っているマイナビニュース会員に、「LINEの有料スタンプ」について質問してみました。
まずはLINEで有料スタンプを購入したかどうか尋ねたところ、「購入したことがある」と回答したのが回答者の中で21.5%。逆から見れば約8割(78.5%)の人は今まで有料スタンプを買わずにLINEを利用してきたということになり、これからLINEでスタンプを販売しようと考えるクリエイターにとっては、やや厳しい数値となっています。
有料スタンプを購入したことが「ある」と回答した人に、購入の理由を聞いてみることに。ばらつきはありますが、「好きなキャラクターだから」(27.6%)という回答が最も多く、次いで「どうしても使用したいスタンプがあったから」(10.9)との意見が続きます。
コミュニケーション手段であるLINEスタンプですが、「友達や恋人と同じスタンプを使いたいから」という意見はかなり少なかったのが意外なところ。有料スタンプの購入者は、LINEスタンプを自分自身の好みを第一に考えて買うものを選んでいるようです。LINEスタンプにはお互いに同じスタンプを所有して、交互に使うことで意味を持たせる絵が含まれることもありますが、この購入傾向を元に見ると、それよりは個性豊かなキャラクターづくりが有効となってきそうですね。
次回は、有料スタンプは「買わない」と回答した人に対して、無料スタンプの利用実態を聞いた結果について紹介します。
調査時期: 2014年6月26日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数: 20~50代の男女497名
調査方法:インターネットアンケート