日本マイクロソフトは、2003年6月より提供しているWindows Server 2003のサポートが2015年7月15日(日本時間)に終了することに伴い、最新のサーバー・クラウド環境への移行を支援する各種施策を打ち出す。
サポート終了は、マイクロソフトがかねてより公表している「サポートライフサイクルポリシー」に基づくもの。1月よりすでに始まっている「サーバー移行支援強化期間(サポート終了の2015年7月15日まで)」における追加施策を今回発表している。
サーバー購入支援キャンペーン
1つ目は、予算の問題で移行が進まない企業ユーザーに対して、調達を2014年度中に行ない、費用支払いの支援をマイクロソフトが行なうというもの。具体的には、来年度予算での支払いを支援するもので一括、分割問わずに金利を優遇してWindows Server 2012 R2の導入を促進する。対象企業は全ての企業と、医療・公共機関となる。
Windows Server 2003移行促進キャンペーン
2つ目は、中堅、中小企業のサーバー移行支援キャンペーン。こちらは、Windows Server 2012 R2とクライアントアクセスライセンス(CAL)のオープンライセンス価格を10%割り引くものとなる。期間は9月30日までで、こちらも全ての企業と医療・公共機関が対象となる。該当製品は、Windows Server 2012 R2 Datacenter / Standard、Windows Server 2012 User CAL。
なお、マイクロソフトでは移行相談の電話窓口を設置しているほか、移行に関するセミナーやトレーニング、ガイド、パートナー情報などを一元的に提供するポータルサイトを提供している。