キッセイコムテックは7月7日、小型活動量計「KSN-200」と、同製品で計測したデータから歩行・立位・座位・胡坐・仰向けなどといった被験者の姿勢を判定するソフトウェア「PostureVisualizer」の販売を開始すると発表した。
「KSN-200」および「PostureVisualizer」は、リハビリテーション分野における臨床・研究において、患者のリハビリ効果の測定や生活改善の把握に利用されることを想定している。「KSN-200」は従来の活動量計より大幅に小型化・軽量化を図り、直径27mm、厚さ8.7mm、重さ8gを実現。10秒・30秒・1分・2分といった任意の間隔ごとにデータを記録することができる。小型・軽量のため被験者の負担が少なく、リハビリ訓練・生活改善などの活動の計測を行うロケーションを病院だけでなく、一般生活にまで広げることができる。
「PostureVisualizer」は、「KSN-200」で計測したデータから、被験者の姿勢の判定や、歩数、活動カロリー、総消費カロリーなどといった活動量の表示や集計を行うことができる。具体的には、最大5つの活動量計を体幹、大腿、下腿などに取り付け、活動量計が記録する重力方向の組み合わせから、患者の姿勢を推定できる。例えば、全ての活動量計が立位であれば、姿勢としても立位を表し、大腿のみ仰臥位であれば座位を表すといった推定が行える。
なお、価格は、「KSN-200」が2万円(税別)、「PostureVisualizer」が100万円(税別)。