PTCジャパンは7月3日、モデルベースシステムズエンジニアリング(MBSE)とソフトウェア開発のためのアプリケーションを開発する英Ategoの買収を完了した発表した。
AtegoのMBSEソリューションは、要件開発、アーキテクチャモデリング、モノとしての製品の定義、システム検証といった、製造に関わるさまざまな工程を連携させるもの。異なる作業を行う組織が協調しながらシステムのデジタルモデルを構築できるため、プロセスの標準化、効率化が図れるうえ、システムのバリエーションの管理やデータの流用も可能になる。
PTCでは今回の買収について、「PTCの製品ライフサイクル管理(PLM)ならびにアプリケーションライフサイクル管理(ALM)ソリューションの機能を拡張し、また、強力なモデリング機能の提供により顧客のシステムズエンジニアリングに関する取り組みを支援するという、PTCのコミットメントを強化することにつながるもの」と説明している。