米Googleが買収したNestが、家庭用監視カメラベンチャーのDropcamを買収する。買収金額は5億5500万ドルで、条件など詳細は非公開。買収後はGoogleではなくNestの下に統合されるという。

6月20日付の発表によると、NestとDropcamの2社は同日買収に合意する書類に署名しており、今後取引完了に向けて作業を進めるという。

DropcamはWebカメラを利用して、家の中の様子を録画・モニタリングできる家庭用監視カメラソリューションのベンチャー企業。

同社の製品はライブストリーミング、双方向の会話、遠隔からの閲覧などが可能で、セキュリティを目的とした家の中の様子を確認できるだけでなく、家族やペットとの対話としても利用できる。アラート、夜間用の自動赤外LEDライト、ズームなどの機能を持ち、107度を見渡せるDropcamのほか、8倍ズーム対応、130度を見渡せるDropcam Proも揃える。同社は先に、ドアや窓、貴重品に装着できる「Dropcam Tabs」も発売している。ドアが開いたなどのアラートを設定し、スマートフォンに通知してくれる。

Wi-Fiとクラウドを利用した遠隔監視カメラの「Dropcam」

「Dropcam Tabs」

NestはGoogleが32億ドルを投じて2月に買収した。元Appleの開発者らが創業し、インターネット接続を利用して遠隔から室温を制御できるサーモスタットや煙探知を開発・提供するベンチャー企業だ。Dropcam買収により、家庭向けのネット接続遠隔機器を強化する。

米ハイテクサイトのRe/Codeの取材に応じたNestの共同設立者兼バイスプレジデントのMatt Rogers氏は、買収後もGoogleから独立して運営することを強調しており、Dropcamも買収後はNestブランドに統合され、社員もNestのオフィスに加わるとのこと。プライバシーポリシーもNestの下に入るという。