米Googleは6月10日(現地時間)、米Skybox Imagingを5億ドルで買収することで合意したと発表した。Skyboxは、小型衛星が地表を高解像度で撮影したデータを提供している。
Skyboxは、昨年11月に最初の小型商業地球観測衛星SkySat-1を打ち上げた。SkySatは約600キロの軌道高度から1メートル以下の分解能のパンクロマチック画像の撮影が可能。また、商用観測衛星として初の高精細動画撮影能力を有している。そのデータは、農作物の健康管理、パイプラインの管理、採掘活動のモニタリング、CO2濃度のモニタリングなど、様々な用途に用いられる。
GoogleにおけるSkyboxの最初のプロジェクトはGoogle Mapsの衛星イメージのアップデートになる。長期的には「情報をアクセスしやすく、役立つものにする」という目標をGoogleとSkyboxは共有しており、インターネット接続の改善、災害救助の支援、自動運転カーの実現といった取り組みにもSkyboxの技術を活用し、専用の衛星をゼロから開発する計画もあるという。