村田製作所は6月5日、High Qタイプの2015サイズ (2.0×1.5mm) 巻き線タイプインダクタ「LQW2BAN_00シリーズ」を商品化したことを発表した。
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LQW2BAN_00シリーズ |
セットトップボックスや基地局に使われるインダクタは、サイズや高さの制限があまりなく、2.0×1.25mmや2.5×2.0mmサイズ以上の大型インダクタが主に使われているという。
このセットでは高いQ特性が求められるため、大型化に適しており高いQ特性を有する巻き線タイプのインダクタが使われることが多いが、近年の高性能化に伴い更なるHigh Q特性が求められている。Qとは、インダクタの性能を示す一つの指標で、Q値が高いほど損失が少なく、高周波用インダクタとして、優れた特性になる。
今回商品化した「LQW2BAN_00シリーズ」は、当社独自の巻き線技術にさらに向上させることで、従来の2015サイズ (2.0×1.5mm) 巻き線タイプインダクタに比べ、より高いQ値を実現しているとした。