開催の理由 - エンジニアはもちろん、デザイナーにもHTML5にふれるキッカケになるように
大串 : の内容を伺っているととても興味深く感じてきました。すこし話が前後しますが、そもそもなぜこういったアワードを開催しようと考えられたのですか?
白石 : そうですね、いろんな思いがあるのですが。ひとつ挙げるとすると、クリエイターがもっと活躍できる場を提供したかったということでしょうか。日本にはまだまだ知られていないけど、卓越した技術やアイデアをもったクリエイターがたくさんいると感じてます。そんなものづくりのスキルを十分発揮してもらえるようなイベントを開催しようと考えました。
企業に勤めていたりすると、なかなか自分の作品ですといえるようなものは作れないと思うんですね。なので、この機会に自分の作品ですと言えるようなものを作ってもらえれば嬉しいですね。
吉川 : HTML5というキーワードがバズワードになっているわけですけど、なかなか本格的には触れる機械がなかったりすると思うのですね。今回のようなアワードがキッカケで、実際に触れてみてHTML5の楽しさや可能性を感じてもらえればと考えています。
大串 : なるほど。たしかにそういった意味では期限も切られていますし、具体的なアイデアを出しやすい賞もありますし、HTML5をさわってみるキッカケにはちょうどよいですね。そうなるとやはり対象はエンジニアさん中心となりますか?
吉川 : いえ、もちろんエンジニアも対象ですが、今回はこういったアワードのあまり参加されたことのないであろう、デザイナーの方々にもぜひ挑戦してほしいです。そのために、アプリだけでなく、Webサイトとしても応募できる賞を多数準備しました。
白石 : HTML5のよさは、複数のデバイスやOS間における移植性の高さだと思いますので。アプリか?Webか?といったことはこだわらずに、自由な発想で参加いただきたいです。
大串 : なるほどー、私もどちらかというとエンジニアよりデザイナーよりなので、参加するのは難しいかなと思っていたのですが、むしろドンぴしゃ対象なわけですね。
吉川 : そうですね、ぜひ応募いただければと。
大串 : おっと!はい、ぜひがむばります!(不安…)
白石 : 一人でやらなくても仲間をみつけて応募することもできますよ。
大串 : お!チームで応募などもできるのですね。
白石 : そうです、そうです。アワード期間中に、一緒に賞に応募する仲間を見つけるためのイベントとして「アイデアソン」そして、一緒に集中して作業が行える「ハッカソン」を複数回開催します。
大串 : そういった支援イベントもあるんですね。それは参加しないと!
Mashup Awardsとのコラボが実化
白石 : そうだ、実はMashup Awardsとのコラボが実現したんです。
大串 : ほう、それはどういうことですか?
白石 : 本イベントの後、秋頃に行われる、リクルートのMashup Awardsにおいて、HTML5 Japan Cup 2014に応募した作品と同じものを出品できるようになりました!また、各種素材提供企業からの了承をいただき、素材の再利用も可能です。
大串 : なんということでしょう。そんなことがあるんですね。
吉川 : 本来であれば、各賞毎に提供される素材の流用は不可となりそうなものですが、どの提供企業様も快く許可していただきました。とてもありがたいことですね。
大串 : これはますます応募しないとですね。最後に読者の皆様にお二方からメッセージをお願いします。
読者の皆さんにひとこと
吉川 : このイベントはIT系クリエイターなら誰でも参加可能です。プログラマも、デザイナーも、ディレクターも、もちろんこの記事を読んでいるあなたも。完成度はもちろん評価の内のひとつですが、必ずしも期間内で完璧なものを作る必要はありません。例えば、コアな機能は実装されているが、周辺機能は後ほど実装予定といった状態でもOKです。ぜひ参加してみてくださいね。
白石 : 多くの賞を各企業の皆さまと準備していく中で、いま企業は社内では出てこないようなこれまでとは全く異なる発想や、プロトタイプであったとしてもとがったアイデアが望まれています。つまり、あなたの創造性に多くの企業が期待しているとも言えます。アワードは、アイデア・技術・完成度。この3つの軸で評価を行いますので、どんどん応募してください。
いかがでしたでしょうか。主催の吉川さん、白石さんにHTML5 Japan Cup 2014の魅力や思いを伺いました。本当に楽しみなイベントだと感じました。私もなにか応募してみようといま考え中です。ぜひ皆様も挑戦してくださいませ。