システム開発の進捗を管理し、スムーズに進行させるためにはプロジェクトの適切な管理が求められる。そして、計画の立案から実施、工程管理や日程管理、さらにはトラブル発生時の対応なども含めて、プロジェクト全体の管理を行う上で必須のアイテムがガントチャートだ。

ガントチャートは、縦軸に作業内容や担当者を、横軸に日時を記入して棒グラフのように進捗を管理するため、作成自体はExcelでも不可能ではない。実際に、これまでExcelでガントチャートを作成してきた人も多いと思うが、セルの幅をそろえて塗りつぶし、罫線を引き、必要に応じてセルを結合といった作業はかなり手間がかかる。事前にひな形を作っておいたとしても、その時々のカレンダーを見ながら日付や祝祭日・休日を反映し直す作業が発生する。何よりも、進捗に応じて色を塗り替える作業が面倒で、人為的なミスも誘発しやすい。報告書として利用するならまだしも、実際の進捗管理まで行おうすえば、かなりの作り込みが必要だ。

最近はガントチャート作成用ツールも増えてはきたが、実際に使ってみると工程表が作成しづらかったり、実務に沿わせる柔軟性に欠けていたりと、いまひとつ使い勝手に不満が残るものが多い。さらに、プロジェクト内での情報共有が困難、簡単に"見える化"ができていないといった理由から、プロジェクトメンバー同士の認識に差異が生まれることもある。

こうしたプロジェクト管理の悩みを解決する手段として、多くの企業から注目を集めているのが、ブラビオがGoogle Apps Engine上で提供するプロジェクト管理ツール「Brabio! Project」だ。

「Brabio! Project」のガントチャート。各タスクの進捗率が一目で分かるグラフィカルな表示に加え、ドラッグ&ドロップなどマウスを中心とした簡単な操作で初心者にも使いやすい。最初から入力されているデモデータがチュートリアル風になっているのも面白い

ガントチャート作成からToDo管理までできる

「Brabio! Project」の特徴は、ガントチャートを簡単に作成できる点だ。マウス操作をメインに、素早くガントチャートを作成することが可能で、開始日や終了日の設定はもちろん、タスクの位置を入れ替えるのもドラッグ&ドロップ操作で行える。

タスクのコピーや貼り付け、タスク同士のリンク、メンバーの追加・削除などもツールバーにまとめられているため、初心者でも直感的に扱えるのも魅力だ。しかも、これらの操作が、すべてブラウザ上で完結できてしまうのもポイントだろう。

各タスクの進捗率(達成率)は、スライダーをドラッグするだけで変更が可能で、タスク上に進捗率のゲージを、右側に数値を表示してくれるため、一目で進捗の確認が行える。

カレンダーやタスクリストなど、必要な情報をまとめて確認できる「Brabio! Project」のトップページ

より細かい実務レベルの予定を管理する上では、ToDo機能が便利だ。ToDo機能は「ToDoリスト」「わたしのToDo」「依頼したToDo」に分類されており、カテゴリに応じて各担当者のやるべきことが明確化できる。進捗チェックはもちろん、日々の業務におけるスケジューラーとして利用することも可能だ。

「ToDoリスト」「わたしのToDo」「依頼したToDo」に分類され、実務レベルの予定を管理できるToDo機能

また、Brabio! Projectにはグループウェアのように使える機能も実装されている。たとえば、重要な連絡事項を各メンバーのトップページに表示する「お知らせ」、メンバー間での情報共有に便利な「プロジェクト連絡」、プロジェクト内の円滑なコミュニケーションを促進するTwitterのような「つぶやき」といったものだ。こうしたコミュニケーション機能に加えて、タスクシートにファイルを添付できるのも特徴のひとつだ。1GBの大容量ファイルに対応しており、各タスクに必要な資料の共有なども簡単に行える。

メンバー間での情報共有に便利な「プロジェクト連絡」

プロジェクト内の円滑なコミュニケーションを促進する「つぶやき」

タスクシートにファイルを添付することも可能

カレンダー表示は、チャート/開始日/〆切日から表示方法を選択できる

プロジェクト管理者向けの機能も充実

そのほか、プロジェクト管理者向けの機能も充実している。プロジェクトメンバーに対しては「全ての権限/管理者/スタッフ/ゲスト」という権限が用意されており、担当業務の内容や責任の重要度、情報のアクセスレベルなどに応じて役割を設定することが可能だ。これは社外のパートナー企業や下請け企業を含めたプロジェクトの進行にも役立つだろう。

担当業務の内容や責任の重要度、情報のアクセスレベルなどに応じてプロジェクトメンバーの権限設定が可能

さらに、ExcelやCSVファイル形式でデータのインポート/エクスポートが行えるため、既存資産をそのままBrabio! Project上で活用したり、社外のパートナー企業へ参考用として提出・共有する際も便利だ。

ExcelやCSVファイル形式でデータのインポート/エクスポートが行える

そしてもうひとつ、プロジェクトメンバーの空き状況をグラフで見やすく表示する「担当状況」ビューにも注目したい。この機能を使えば、手の空いているメンバーを進捗率の低いタスクへ割り振ることで遅延をなくしたり、複数プロジェクトに参加しているメンバーの負担を減らすなど、理想的なリソース配分を実現できるのだ。

Brabio! Projectはこれだけの機能を備えていながら、なんと5ユーザーまで無料で利用できるのが嬉しいところだ。無料でもプロジェクト数に制限はなく、50MBまでのストレージが使用可能だ。有料の場合は、10~50ユーザーを対象とした「エントリープラン」、100~300ユーザーを対象とした中規模向けの「ミッドレンジプラン」、カスタマイズ対応が可能な「エンタープライズプラン」をラインナップしているが、エントリープランとミッドレンジプランは基本的に10ユーザーあたり月額3,240円という低価格設定なので、予算が限られている中小規模の企業でも使いやすいだろう。

有料プランで標準1GBのストレージについても、月額1,080円で+5GB、月額1,620円で+10GBまで拡張できる。そのほか、メールアドレスを登録すればわずか1分程度で使い始められる、圧倒的な導入スピードも大きな強みといえる。

このようにBrabio! Projectは、ガントチャートの簡単作成はもちろん、多彩な機能で企業が抱える悩みを解決してくれる、まさにすべてを兼ね備えたプロジェクト管理用のツールだ。iPhone/iPad/Androidにも対応しており、無料プランではチュートリアル風に使い方を学べるので、プロジェクト管理の円滑化に興味がある方はぜひ一度使ってみていただきたい。

Brabio! について

Brabio! (ブラビオ)は、5人までならずっと無料で使える"サクサク"ツール。初心者専用クラウドでスケジュールを管理できます。プロジェクト横断ビュー、Execl/CSV入出力、タスクリンク、進捗率の入力管理、プロジェクトサマリーと簡単だけど便利な機能もたくさん揃えています。オフィシャルサイトには30秒で何ができるか?わかる動画「30秒でわかる だれでもできるプロジェクトツール」を公開中。

Brabio! FREEプランはこちらから
Brabio!製品紹介ページはこちら