NTTソフトウェアは、ビジネスで利用できるセキュアなグループチャット「TopicRoom(トピックルーム)」を、5月20日から発売すると発表した。

スマートフォンの普及とともに、その手軽さとリアルタイム性から一般消費者向けのコミュニケーション基盤として「グループチャット」が定着しつつあり、ビジネスでも活用する動きがあるが、セキュリティをはじめとする様々な課題が残っている。

「TopicRoom」操作画面(スマートフォン)

今回、NTTソフトウェアでは、グループチャットの導入を検討している企業からの要望を取り入れ、ビジネス向けに必要な機能を搭載した企業向けグループチャットを開発。

製品には、特定の発言を目的ごとにフォルダにまとめて保存する「トピック機能」、受信者が新着通知(プッシュ機能)の選択を行える「通知機能」等の企業向けの機能を追加。

トピック機能は、周知事項や議事録など目的に応じてトピックとしてまとめておくことで、あとから簡単に確認することができ、備忘録としての活用も可能。また、会話の途中から参加したユーザであっても、重要な発言をまとめたサマリーのトピックを読むことで、容易に会話の流れを把握したり、結論を確認したりすることができる。

「TopicRoom」トピック機能

通知機能は、通知を受け取る対象として、ルームを限定したり、あらかじめ設定したキーワードが含まれる会話だけに制限することができる。これにより、緊急対応が必要なケースで、その対応に関するルームを設け、そのルームの発言のみ常時通知されるように設定すれば、必要な内容をすぐに把握することが可能となる。また、業務時間外は通知をオフにすることで、時間外での不要な対応を避ける事も可能。

「TopicRoom」通知機能

さらに、セキュリティ対策として、管理者に許可された関係者のみに限定して、チャットのやり取りが行える。その他、ビジネスシーンに必要な7つのセキュリティ対策として、端末認証によるアクセス可能端末の限定、暗号化とシンクライアント化による情報漏えいの防止対策などを行っている。

「TopicRoom」7つのセキュリティ対策

サービス利用料金は、ライセンスの定価が年額120万から。最少200ユーザーからの提供となる。