SGLカーボングループとBMWグループは、両者の合弁会社であるSGLオートモーティブ・カーボン・ファイバーアメリカ工場の生産能力を3倍に引き上げると発表した。

SGLオートモーティブ・カーボン・ファイバーは、2011年9月にアメリカワシントン州モーゼスレイクで工場を稼働し、自動車用のCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)の生産を行っている。

本工場で生産されているCFRPは、主にBMWグループが立ち上げた新ブランド「i」の市販車である『i3』と『i8』に採用されており、軽量化に有効なCFRPを低コストで提供することを目指している。

2015年初頭に拡張工事を完成させ、現在のCFRPの年産能力3000トンを倍増し、中期的には3倍の9000トンへと引き上げる予定。