三菱電機は4月23日、生産ラインの稼働状況の表示・監視、各機器の設定・操作を行うプログラマブル表示器「グラフィックオペレーションターミナル(GOT)」の新シリーズ「GOT2000」として、表現力と操作性の向上、豊富な機能による設計工数の削減と高いコストパフォーマンスを実現した「GT21」(3.8型)と「GT25」(10.4型/8.4型)を5月9日より発売すると発表した。

GT21は従来機種の4倍となる320×128ドットの高解像度TFT液晶(モノクロ32階調)に5色(白、緑、橙、ピンク、赤)のLEDバックライトを採用し表現力を向上されている。一方のGT25は65536色の高輝度カラーTFT液晶による美しい画像表示が可能となっている。

また2モデルともにEthernet内蔵モデルをラインアップし、大規模な生産ラインでも最大100m離れた所から 遠隔操作が可能なほか、USB(デバイス)の搭載による周辺機器との通信や、SDカードスロット(GT21はオプション)の使用によるSDカード(別売り)を使った各種データ保存や転送も可能となっている。

さらに、ロギング、マルチチャンネル、FAトランスペアレントなどの機能に対応し、シーケンサなどのFA機器や周辺機器との親和性を強化したことで生産性の向上、設計工数の削減が可能になるという。

なお希望小売価格はGT21モデルが2万7000円(税別)から、GT25モデルが22万円(税別)からとなっている。

GT21モデル

GT25モデル