トヨタ自動車は4月21日、ハイブリッド自動車の開発で培った燃焼技術を生かした高熱効率・低燃費の新開発1.3Lエンジンを採用することで走行燃費25.0km/Lを実現したマイナーチェンジ版「ヴィッツ」を発表した。

新開発の1.3Lエンジン(1NR-FKE)は、ハイブリッド車に採用しているアトキンソンサイクルのほか、クールドEGR、VVT-iEなどを採用することで、最大熱効率38%を達成したほか、1.3Lエンジン搭載車(2WD)はアイドリングストップ機能(Toyota Stop & Start System)を標準装備することで、走行燃費25.0km/L(従来型比+3.2km/L。CO2排出量:93g/km)の低燃費を実現した。

また1.0Lエンジン搭載車は、圧縮比の向上などの燃焼改善や低フリクション化などの損失低減を実現した高熱効率・低燃費エンジンを採用することで、全車ともに「エコカー減税」の対象としたほか、アイドリングストップ機能付の「SMART STOPパッケージ」では燃費性能をさらに向上させることを可能としたという。

さらに1.5Lエンジン搭載車についても、燃焼改善を実施するとともに、新設定のアイドリングストップ機能付「SMART STOPパッケージ」が「エコカー減税」の対象となったという。

なお発売は2014年7月からを予定しているという。