本田技研工業(ホンダ)の米国法人アメリカン・ホンダモーターは4月16日(米国時間)、「ニューヨークオートショー」において、ミドルサイズラグジュアリーセダンの新型「TLX」の量産モデルを発表した。

新型「TLX」は、新開発の2.4L直噴DOHC i-VTEC直列4気筒エンジンと、「MDX」に搭載している3.5L直噴SOHC i-VTEC V型6気筒エンジンを採用しており、2.4Lエンジンでは、新開発のトルクコンバーター付き8速DCTを組み合わせ、素早い変速やシフトダウン時の自動回転合わせなどにより、スポーティーな走りを実現するとともに、低速走行時のスムーズな走りを可能とすることで、24/34/28mpgの燃費を達成したという。

一方の3.5Lエンジンには、290馬力の最大出力と267lb.-ft.の最大トルクを実現しながら、状況に応じて使用気筒数を6気筒と3気筒に切り替える可変シリンダーシステム(VCM)を採用したほか、新たに採用した9速オートマチックトランスミッションと組み合わせることで、FFモデルで21/34/25mpg、SH-AWDモデルで21/31/25mpgの燃費を達成したという。

また、FFモデルには「RLX」に搭載しているプレシジョン・オール・ホイール・ステア(Precision All-Wheel Steer)を採用したほか、3.5Lモデルでは、従来比で25%軽量化した次世代四輪駆動力自在制御システム(SH-AWD)を搭載したモデルも設定されている。

なお、新型「TLX」は、全米で2014年後半からの販売開始が予定されている。