京セラは4月17日、カーナビやETC、ドライブレコーダなどの車載アフターパーツ用電源分岐コネクタ「9215」シリーズにアルミ電線に対応した製品を追加したと発表した。

地球環境への関心が高まる中、自動車メーカー各社において低燃費を実現させるためにさまざまな取り組みが行われている。その取り組みの1つである車両の軽量化において、電線の素材を銅からアルミに代えたアルミ電線に注目が集まりつつある。そこで今回、利便性と操作性からロングセラー製品となっている「9215」シリーズにアルミ電線に対応する製品を追加した。アルミ電線は、重量が従来の銅電線に比べて約60%となるため、車の軽量化を実現するとともに、地球規模で進む銅の枯渇化への対応、および環境負荷の低減に寄与する。

京セラコネクタでは、同製品の投入を皮切りに、産業機器用コネクタで培った高信頼性技術を基に開発を進めていき、自動車用コネクタ市場に新製品を投入していく予定。なお、サンプル価格は100円。4月21日より発売する。

アルミ電線に対応した「9215」シリーズ