ヤマザキマザックは4月9日、昨年 3 月から本格稼働した中国「山崎馬扎克机床(遼寧)有限公司 (遼寧工場)」で生産する工作機械を、トルコでの販売を皮切りに本格的に欧州市場で販売開始ずることを発表した。欧州市場で最初に販売開始するトルコでは、テクノロジーセンタ内のショールームに実機を展示し、5月に開催のオープンハウスから販売を開始する。

欧州市場で販売開始する製品は、量産タイプの小型CNC旋盤「QUICK TURN SMART 200 L」、「QUICK TURN SMART 250 L」、「QUICK TURN SMART 200M L」、「QUICK TURN SMART 250M L」の4機種と、小型立形マシニングセンタ 「VERTICAL CENTER SMART 430A L」、「VERTICAL CENTER SMART 530C L」 の2機種の形6機種を予定している。

QUICK TURN SMART 200 L

VERTICAL CENTER SMART 530C L

遼寧工場は、2000 年から生産を開始した「寧夏小巨人机床有限公司」に続き、中国では 2 ケ所目の工場として昨年 3 月から量産を開始した。現在、上記の小型CNC旋盤と小型立形マシニングセンタを月産約50台生産しており、2014 年末までに月産100台を目指している。小巨人工場は製品を全て中国国内で販売する一方で、遼寧工場は、世界中で価格競争が激化するコモディティ機を競争力ある価格で生産し、昨年4月から製品を全て日本に輸出していた。

今回、生産台数をさらに増加することにより、日本に続く販売市場として、本格的に欧州市場に販売を開始することを決め、欧州内のトルコから販売を開始。欧州市場での販売目標台数は20 台/月としている。