植松グループの植松建興は4月4日、静岡県裾野市の「市立西小学校体育館」への太陽光発電システム設置工事を完了し、発電を開始したことを発表した。同社は1月に裾野市教育施設への「屋根貸し太陽光発電事業」の設置業者として選出された。

「裾野市立西小学校体育館」太陽光発電システム設置(左) 自立運転用のコンセントを搭載(右)

本システムの太陽光による発電量は、年間約40,000kWhを見込み、通常時は電力会社へ送電し、災害発生時の停電時には作られた電気を避難所を利用する住民が使用。設置システムには、6台の自立運転用のコンセントが搭載されており、非常時はこのコンセントから電気を取り出す仕組み。

設置概要は、設置容量が36.7kW。設置工法はUMスマートホールド工法(屋根に穴を開けずに太陽光パネルを設置する工法)を採用。予測発電量が20年間で約800,000kWh。CO2予測削減量は、約403,220kg-CO2(20年間で杉の木 約28,800本分)だという。

大型発電モニター

また、児童の自然エネルギー学習の促進に役立ててもらうことを目的として、体育館内に大型発電モニターを設置した。