米Twitterは3月31日、仏Mesagraphと英SecondSyncの買収を行った。ともに買収金額などの詳細は非公開。2件ともTV局向けのソーシャルメディア分析を強化するものとなる。

MesagraphはTV番組や広告についてのリアルタイムでのストリームの収集、フィルタリング、レンダリングを行うプラットフォームを提供する。同社のSocial TV APIを利用してMesagraphプラットフォーム上のストリームを収集できる。これらを利用して、TV局や広告主は特定のトピックについての洞察をほぼリアルタイムで得られるという。Canal+、TF1、France Televisionsなどフランスの放送事業者が同社のサービスを利用している。

SecondSyncも同様にTV向けのソーシャル分析技術を開発するベンチャー企業で、TV番組や広告についてのソーシャルメディアのやりとりを収集できる。地元イギリスの放送事業者を顧客に持つが、Twitterは今後SecondSyncの技術を米国の放送事業者向けにも提供していく計画という。SecondSyncは1月末、ソーシャルTV分析サービスの提供でFacebookとも提携している。