ディー・エヌ・エーは、同社が提供するマンガ雑誌アプリ「マンガボックス」において、誰でも自身が執筆したマンガを投稿・公開することができるサービス「マンガボックス インディーズ」の運用を開始した。このアプリにはiOS版とAndroid版が用意されているが、今回発表されたサービスはiOS版のみの対応となる。
「マンガボックス インディーズ」は、作者が投稿したオリジナルのマンガを、同アプリを経由して公開する新サービス。すでに投稿の受付を開始しており、投稿作品は4月上旬から「マンガボックス」アプリ内に設置される「マンガボックス インディーズ」のページ上に順次掲載する。募集作品の条件は、オリジナル作品であること。発表済みの作品でも、著作権が作者に帰属する場合は投稿可能。ジャンルやページ数は不問だが、R18描写を含む作品、および二次創作の作品の投稿は禁止されている。
そのほか、サービスの開始を記念して、投稿作品をランキング形式で表彰する「マンガボックス インディーズリーグ」を同時にスタート。4月上旬から約2カ月間の開催期間中に投稿された作品が参加対象となり、読者からの評価をもとにして順位を決定する。上位3作品には賞金が授与され、金額は1位が100万円、2位が50万円、3位が30万円。加えて、上位30作品の作者に関して、「マンガボックス」での連載を依頼する候補者として検討を実施する。あくまで検討であり、その結果、連載対象者なしとなる場合もあるとのことだ。
なお、「マンガボックス」はマンガ原作者・脚本家・小説家の樹林伸が編集長を務めるマンガ雑誌アプリ。「金田一少年の事件簿」の番外編にあたる「高遠少年の事件簿」や、「進撃の巨人」のスピンオフ 4コマ「寸劇の巨人」など、38の連載作品を週替わりで提供している。