AT&T、Cisco Systems、GE、IBM、Intelの5社は3月27日(米国時間)、モノのインターネット促進のための業界団体「Industrial Internet Consortium(IIC)」の設立を発表した。相互運用のための標準、共通アーキテクチャの構築などを行う。
センサーによりさまざまなモノが接続して情報を収集できる「モノのインターネット(Internet of Things)」に向けた動きで、情報がサイロ状態にありビックデータへのアクセスが難しいなどの問題に取り組む。
取り組みとしては、相互運用のためのオープンな標準への要件定義、共通アーキテクチャの構築、現実社会に合う既存および新しい事例の活用などを挙げている。ベストプラクティス、リファレンスアーキテクチャなどの情報公開や、フォーラムでのメンバー間でのアイディアや洞察の共有も進める。スマートデバイス/人/マシン/プロセス/データを接続することで物理世界とデジタル世界の連携を改善し、ビジネスバリューを高めることができるという。
IIOは非営利の取引組合Object Management Groupが管理し、企業、学術界など幅広くメンバー会員を募るとしている。