竹尾は、紙とデザインのイベント「TAKEO PAPER SHOW 2014 「SUBTLE」」を開催する。会期は5月25日~6月1日、開場時間は11:00~20:00。会場は東京都・東雲の「TOLOT/heuristic SHINONOME」。
「TAKEO PAPER SHOW」は、同社が1965年より開催している紙とデザインにまつわるイベント。1年に1度のペースで開かれていた催しだが、2011年の開催以来実施されておらず、今回久々の開催が実現することとなる。同展の企画・構成は原 研哉 + 日本デザインセンター原デザイン研究所が担当。参加クリエイターは石上純也、色部義昭、上田義彦、葛西 薫、田中義久、冨井大裕、トラフ建築設計事務所、中村竜治、ノイズ、服部一成、ハム・ジナ、原研哉、三澤遥、皆川明、宮田裕美詠、寄藤文平、和田淳といった計17組となっている。
また、今回のイベントのテーマは"かすかな"、"ほんのわずかの"という意味を持つ「SUBTLE」。15名のクリエイターが「SUBTLE」というテーマを表現する「SUBTLE 【CREATION】」、ピエール・エルメのパッケージや和紙の耳など多様な人の営みの中から紙によって花開いた現象を探し出して展示する「SUBTLE【COLLECTION】」、2011年秋以降に発表した新製品や、時間をかけて磨き直した紙、近日発売を予定している紙を、建築デザイン事務所ノイズの作品などを通して紹介する「Fresh Arrival」、写真家・上田義彦が撮りおろした紙の原像16点を展示する「紙の肖像」という4つの視点から構成される。
なお、同展の展示物はきわめて精緻なため、鑑賞者が直接触れることは禁じられているが、会場にて紙素材を編集した「パイロット・サンプル」を配布。そのほか、会期に合わせて書籍が刊行され、参加クリエイターを中心としたトークショーも予定されている。