東京エレクトロンデバイス(以下、TED)は3月13日、ビーグッド・テクノロジー(以下、ビーグッド)とエンタープライズの社内システムのオンラインストレージ化を推進するための共同開発、システム構築について協業することで合意した。

TEDでは、Basho TechnologiesのRiak CSとビーグッドで取り扱うownCloud社製品を組み合わせ、さまざまなデバイスから利用可能なオンラインストレージをユーザー自身が所有して管理運用できるようシステムの構築支援を行う。

オンラインストレージの利便性は高いもののインターネット上にデータを格納するため、データを保全する機能、データを格納するファシリティ環境が不明瞭といったリスクや、企業の情報システム管理者が把握していないシステムを社員が使うことによる情報漏えいのリスクが懸念される。

しかし、今回、TEDが構築支援するオンラインストレージシステムでは、オンラインストレージの利便性を損なわず、自社でシステムを持つことにより、ユーザー制限や利用状況の管理・保全、データの安全性の確保ができ、企業の情報システム管理者の負担を軽減する。

また、ブラウザやデスクトップアプリ、タブレット、スマホアプリを使ったファイルの同期も可能で、大容量のファイルを社内のセキュリティポリシーに合わせたネットワーク環境でセキュアに他の人と情報共有することが可能になる。