NECは、米国のプリペイド式携帯通信事業者クリケット・コミュニケーションズ(以下クリケット)と、SDNとネットワークをソフトウェアで制御するSDNやネットワークの機能をソフトウェアで実現(仮想化)するNFV領域で協業に合意したと発表した。

通信事業者は、SDN/NFVを実現するvEPCを導入することで、これまで専用ハードウェアで実現していたEPCの機能を汎用サーバの仮想化基盤上に構築でき、ネットワークの統合運用と管理の自動化、制御の最適化などが可能となる。今回の協業は、これらの有効性の検証に向けて実証を行ったもの。

NECは、クリケットとの合意に基づき、LTE基地局を収容するモバイルコアネットワーク装置(EPC)の機能を仮想化するvEPCの実証実験を米国サンディエゴにて行った。実証実験では、IAサーバ上での仮想化機能の動作検証、仮想化ネットワークの集中制御の実証を行い、その有効性を確認したという。