東京都、アーツカウンシル東京・東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、六本木アートナイト実行委員会は、「六本木アートナイト 2014」のメインビジュアル、およびプログラムを発表した。同イベントの開催日時は4月19日10:00~20日18:00まで(オールナイトで開催)。
今回で5回目を迎える「六本木アートナイト 2014」は、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルの提案と、大都市東京における街づくりの先駆的なモデル創出を目的に2009年より開催されている一夜限りの"アートの饗宴"。このたび、今回のテーマである「動け、カラダ!」に基づいたメインビジュアル、およびプログラムが公開された。今回メインビジュアルに採用されたのは、テーマに基づいて体のパーツを散りばめた躍動感あるデザインで、蛍光色を用いたことによって街の中に点在させてもインパクトがある仕上がりとなっている。
また、公開されたプログラムの一部としては、六本木ヒルズや東京ミッドタウン、国立新美術館でアーティスト・西尾美也による古着を再利用した巨大なパッチワークアート作品を展示する「カラダひとつプロジェクト」や、ダンサー・振付家の伊藤キム監修の参加型イベントで、地元住民や一般公募の参加者によるダンスパフォーマンスを取り入れたパレードを実施する「六本木パレード《ふわりたい ながれたい つなぎたい》」などが予定されている。
上述の作品群に加えて、LEE WENや篠田太郎などが手がけた大型のインスタレーションをはじめ、街中の店やストリート、公園などに作品を点在させるほか、Mr. Candle(黄明正)氏、岩渕貞太といったダンサーやパフォーマーによる生身の身体をつかったダンス、あるいは舞台の要素を取り入れた街中パフォーマンスを各所で実施する。さらに、さまざまなアーティストたちを少人数で囲み、食事を楽しみながら意見交換やコミュニケーションをとれる「第二回六本木夜楽会」が開催される。参加には事前申込が必要で、詳細が決まり次第、六本木アートナイト公式サイトに掲載される予定となっている。
このほか、六本木のメイン施設や各美術館においてもさまざまなイベントを実施。例えば、六本木ヒルズでは各所にさまざまなアーティストによる一夜限りのインスタレーション作品を展示するほか、森美術館では、現在開催中の「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」を4月19日に限り翌朝6:00まで開館。加えて、通常入れないヘリポートに天体望遠鏡を設置し、天文学の専門家と共に星空を観察するアートナイト特別星空観察会なども開催するということだ。